日本興運株式会社

安全方針

安全方針

安全性優良事業所認定証

安全方針

安全は社会への責務であるという認識の下、安全最優先とした事業運営を行うため、経営トップは、安全運輸マネジメント態勢の確立・実施・維持及び安全活動の継続的改善を行い、全職員に安全意識を浸透させ、安全風土及び安全文化を構築する。

平成31年1月1日
日本興運株式会社 本社営業所
代表取締役 井川 正

わが社の運輸安全マネジメントの取り組みPDF

運輸安全マネジメント公表資料PDF

安全重点施策

貨物自動車運送業

令和5年度は、ヒューマンエラー等に起因する事故の防止を図るため、事故防止技術の導入を推進し予防的安全対策を強化する。

  • 荷役時における遵守事項
  • 1. 運転席から離れる時は、車のエンジンを停止する。また、荷役待機中は、アイドリングをしない。
  • 2. 駐車時及び作業中には、トラックの運転席側前輪の前後中央部に車輪止めをする。
    (車輪止めは前後2個ロープで繋ぎ、そのロープはドアノブに架ける。)
  • 3. 積荷の上で作業する時は、足元を確認する。また、安全帯設置場所では安全帯を着用 する。
  • 4. クレーン、リフト運転者との作業時では、合図の確認をする。
  • 高速道路走行時における遵守事項
  • 1. 車間距離の保持
  • 2. 無理な追い越しや割り込みをしない。
  • 3. ETCゲート進入時の速度は、時速20㎞以下とする。

安全管理

運送における安全確保は、他業種のそれとは異なり大半は乗務員に委ねられている特殊性があります。
社会においてそれぞれの役割を担うかけがえのない存在である労働者が、生活の糧を得る過程で生命を失うことは、
いかなる時代においても絶対に許されることではなく、事業者を始め関係者はその防止に全力を傾注しなければなりません。
弊社では、これまで様々な安全管理の取り組みを行ってまいりました。
組織と個人が安全を最優先する仕組みの確立を常に目指し、これからも努力していきます。
安全管理の取り組み事例をご紹介いたします。

後方・左後側方事故ゼロ

乗用車以上に「死角」が多く目視確認が困難なトラック運転は、常に危険と隣り合わせです。
車高があるため見通しの良い前方とは反対に、人や物と追突する危険が多くなる倉庫または工場内へのバック進入は、後方確認後その何秒後かの間にトラック後方に人の進入や、 他車が駐車や停車をし、それに気付かずバック進行で接触事故を起こしてしまう可能性があります。
また、左折時の巻き込み事故は、特に死角になりやすい左後方から走行してきた自転車や二輪車がトラックの真横をすり抜けしようとした時に、巻き込み事故を起こしてしまう可能性があります。
プロドライバーである以上常に安全でなければなりませんが、後方・左後側方確認のできない間に発生する危険を察知する事には限界があります。
そこで、安全対策の原点でもある、運転席から後方を常に『見える環境』へと改善するため、後方・左後側方視野確認支援装置を装備することとなりました。乗務員にも事故が起こりそうな場所 を聞くなど、人的対策と合わせて事故防止に努めております。

【装着後の状況】
乗用車感覚での危険予知運転が可能となり、安全性が飛躍的に高まり、運転後の疲労感が軽減されました。

  • 後方・左後側方事故ゼロ
  • 後方カメラ
  • 左後側方カメラ
  • 運転席からカメラモニタで視野確認

飲酒運転防止

乗務員の飲酒運転防止は、公共の道路を使用して事業を営む運送事業者として全力で取り組むべき責任事項です。飲酒に対する十分な教育・指導を行うとともに、就業態度の観察など、飲酒の有無の確認を行っております。また、飲酒運転防止の取り組みの一環として、平成15年9月よりアルコール検知器を導入。早期発見を主眼に従来の点呼(出勤・退社・乗務前・乗務後)に合わせて実施しております。

【導入効果】
1. 飲酒に対する意識変化が現れました。(飲酒量の減少、勤務時間前8時間は飲酒しない)
2. 健康診断の結果が良くなりました。

  • 飲酒運転防止

墜落・転落災害防止

陸上貨物運送業の型別死亡災害発生状況統計によると、墜落・転落災害が交通事故・道路に起因する事故に次いで多く発生しております。貨物積込み時及びシート掛け時における墜落・転落災害の防止策として、平成18年1月よりメッセンジャーワイヤーを順次設置し安全帯を完全使用することとしました。

【トラック乗務員の声】
以前は、トラックの後方及び側方の端にて行うシート掛け作業が大変危険でしたが、メッセンジャーワイヤー設置後は、(墜落・転落の不安なく)安心して作業ができるようになりました。

  • 墜落・転落災害防止
  • 墜落・転落災害防止

健康管理

自動車運送事業者は、運転者の健康状態を把握する義務があり、疾病起因の事故を防止するため、定期健康診断の受診結果等を踏まえて、適切な運行管理を行うこととなっております。

【睡眠時無呼吸症候群の検査の実施】
SAS(睡眠時無呼吸症候群)は、漫然運転や居眠り運転の原因として、注目されております。SASは、安全運転上も、また、健康上も見逃すことができない大きな危険を伴う病気です。漫然運転や居眠り運転による事故防止及び、健康維持をするためにも検査及び治療しなければなりません。そこで、弊社としても運転者に対し、家族等の協力も得てSASの疑いの有無について自己判断を行い、自分がSASではないかと疑った場合には、直ちに申告するよう指導するとともに、運転者が積極的に申告することができるような環境の整備に努めることとしました。SASによる事故等を未然に予防するため、トラック協会助成事業『睡眠時無呼吸症候群スクリーニング検査』を随時実施しております。

【検査機関】NPO法人睡眠健康研究所

【健康診断(中間検査)の実施】
年2回の健康診断の実施
健康診断の実施結果により、要治療者及び経過観察者については、中間検査の実施や栄養指導等を実施することと致しております。

運行管理

従来、乗務員から提出される運行管理資料は、タコグラフ(アナログ式)と呼ばれる円形のチャート紙に自己申告で記録した運行情報(時間、距離、速度の法定3要素)でした。それを、運行管理者がひとつひとつ解析し、運行指導するまでに時間と手間を要し、タイムリーな運転指導が困難でした。
そこで、デジタルタコグラフの導入により、車載搭載端末でデジタル記録した運行情報を、事務所側機器(読取装置、パソコン、プリンター)で迅速かつ容易に解析が可能となりました。「タイムリーな運転指導による交通事故の防止」「経済走行管理による燃料費の削減(CO2の削減)」「運転日報や各種帳票の自動出力による業務の大幅合理化」などの効果を得ることができました。

【導入効果】
1. 3M(無駄・ムラ・無理な運転)と3Q(急発進・急加速・急減速)が減少し、燃費の向上で経費削減つながり、さらに荷崩れ、物損などのない輸送品質が向上しました。
2. GPSとの連携で、時間や位置情報などを自動入力することが可能となり、大幅な事務の合理化となりました。
3. 運行管理者は、即座に管理事項が把握出来るため、その場でより具体的な指導が行うことができました。

  • 車載搭載端末
  • 事務所側機器
  • ドライブレコーダー カメラ
  • ドライブレコーダー カメラ

安全衛生

日本興運では、全社員の安全に対する意識の高揚を図るため、通年様々な安全衛生活動を実施しております。

  • 【過去実施活動】
  • ・職場の安全パトロール
  • ・ヒヤリハット事例の報告会
  • ・安全ビデオ学習
  • ・安全衛生委員会開催
  • ・過積載防止強化月間
  • ・安全作業の推進(基準の見直し)
  • ・輸送等に関する安全総点検
    など